「猫島」と聞いて、皆さんはどんな場所を想像しますか?
猫がのんびり歩き回る、時間がゆったり流れる静かな島。そんな風景を思い浮かべる人も多いかもしれません。
まさにそんな夢のような場所「青島」へ行ってきました。
猫好きにとってはまさに楽園のようなこの島。
たくさんの猫たちがまるで当たり前のように人のそばにいて、島全体が猫の生活リズムで動いているような不思議な感覚に包まれます。
この記事では、青島へのアクセスや猫たちとの出会い、そして感じたことをたっぷりお届けします。
猫の楽園「青島」とは

「猫島」として知られる青島は、愛媛県大洲市にあるとても小さな島です。
定期船でしか行けず、人口よりも猫の数の方が多いことで有名。
昔から漁師町として栄えていましたが、今では猫好きの聖地として全国から観光客が訪れる場所になっています。
アクセス

コンビニで「CIAOちゅ〜る」を購入し、「長浜港」を目指しましょう。
びっくりしたのですが愛媛の電車は線路が一本しかなく、1時間半〜2時間おきにしか電車が来ません。
レンタカーを借りて、車で向かうことをおすすめします。

もちろん無料駐車場が港の近くにありますのでご安心ください。
船の時刻表

1日2本しか定期船が運行していません。
午前の便は10分滞在するか約8時間滞在するかの選択に迫られます。(ハードなキャンプするなら別ですが)
青島にはコンビニどころか飲食店すら見当たりません。午前の便は厳しいかと。
おすすめは午後の便で1時間あれば十分に猫と触れ合えて楽しめます。

切符は定期船の中で購入できます。
片道大人700円・往復で1400円です。35分船に乗るわけですからまずまずの値段します。
酔いやすい人は酔い止めも準備してくださいね。小さな船なので結構揺れます。
座れる席も限られているので、運が悪いときは外で波風に吹かれながら立ちっぱです。
猫たちがお出迎え!青島到着

船を降りてすぐに猫たちがお出迎えしてくれます。
茶トラ・サバトラ・黒猫・白猫・キジトラ……本当にいろんな種類の猫がいて、そのどれもが島の風景に溶け込んでいます。
エサ場でしか餌を与えられないルールとなっています。これは鉄の掟です。
※場所が決められていないとフンが散らばってしまうからだとか。
猫たちもこのルールを理解しているようで港からエサ場への大移動が始まります。
猫との触れ合いの時間

まず驚くのは猫の数です。餌を見せればあっという間に猫たちに囲まれてしまいます。
多くの猫は人慣れしていて、近づいても逃げません。

必殺のCIAOちゅ〜るです。膝の上まで乗ってきてがっついてきます。
この状態の猫ちゃんたちは撫で放題で癒しの時間です。

お気に入りのとても可愛い猫です。一眼レフのカメラで撮影しました。
この子にはついつい餌をあげすぎてしまいました。

そんな可愛い猫ちゃんたちに気になることがありました。
心痛めるばかりなのですが、おめめに病気を持っている子がたくさんいることです。
島の住人に聞いてみると病気で年々猫の数も減っているとのこと。
数年後には猫の姿が見れない可能性も高いということを聞き、大変ショックを受けてしまいました。
この猫の楽園も長くは続かないという事実もしっかり伝えないといけません。

たっぷりと猫との触れ合いを楽しんだところで、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
猫好きには忘れられない思い出になること間違えなしです。
青島はあなたの心をふんわり包み込んでくれる、そんなやさしい島でした。
青島案内

猫の餌やり以外は個人的に巡るところはないと思います。

エサ場の隣に「青島神社」があります。チラッと立ち寄るのも有りです。
でも観光客で神社に行っている人はいませんでした。
猫とのお別れ

滞在時間は1時間と限られているため、猫ちゃんたちとのお別れの時間は早いです。

さらば青島。さらば猫ちゃんたち。波に揺られて四国へ戻ります。

港の近くに「大洲市港湾センター」というところがあるのでトイレと手洗いを済ませてきました。
近くの観光地「下灘駅」

番外編になりますが、長浜港の近くに観光地としてメジャーな「下灘駅」があります。

綺麗な海を眺めることができるので地元に帰るまでにぜひ寄ってみてください。
景観を邪魔するものが一切なく、自然を感じられますよ。
まとめ

青島は猫たちがのんびりと暮らす、まさに「癒しの島」でした。
何か特別なことがあるわけではありませんが、猫と一緒に過ごすだけで心がふっと軽くなります。
猫たちの穏やかな時間に寄り添うように、自分もゆっくりと過ごせる。そんなやさしい場所でした。
またいつか、あの可愛い猫たちに会いに行きたいです。